研修の受付は終了いたしました。
2020年度診療報酬改定では、地域医療ビジョンや地域包括ケアシステムといった施策の一層の推進による医療サービス提供体制の適正化が求められます。このため、医療機関では患者の状態に応じた適切な医療と看護の提供体制の構築が課題となります。
とくに、急性期病床で増加している高齢認知症患者への対応は、世界共通の課題であり、英国では国家認知症戦略が策定され、米国でも国家アルツハイマー計画が発表されました。そして、日本では、2019年6月に認知症施策推進大綱が国家戦略として示されました。これは、2018(平成30)年に認知症の人の数が500万人を超え、65歳以上高齢者の約7人に1人が認知症となり、今や急性期病棟の入院患者の3割近くが認知症を併発しているとされる状況で認知症の人への対応は、わが国にとって喫緊の課題となったことを示しています。
このような状況下において、病院では、急性増悪を伴った認知症患者の増加による看護体制の見直しや、適切な入退院支援方法が必要とされていますが、その方法論は確立されていません。
そこで、今回、「重症度、医療・看護必要度評価者院内指導者研修」の上位研修である「看護必要度ステップアップ研修」では、Hファイルの活用方法に加え、看護必要度データを利用した地域連携の方法や、認知症患者への集中的なケアの展開等の手法を学ぶことを研修内容といたします。これは、2020年度診療報酬改定では、国家戦略である認知症施策推進大綱との連動が求められており、認知症患者への適切な対応は、必須事項となると考えられるからです。
本研修では、第1回終了後、第2回の研修までに、自病院等での認知症患者に対する退院支援及び在宅復帰に関する計画作成を課題とし提出をいただきます。また、第2回研修では、2020年の診療報酬改定の動向も含め、第1回の研修内容を発展させ、高度なマネジメント力と認知症患者への対応力をつけることを目的とします。
なお、この「看護必要度ステップアップ研修」は、2019年11月10日に第1回を、翌2020年1月26日に2回目を開催する予定となっており、この2回をもって、「認知症ケア加算2」の施設基準に対応した研修として認められています。
日 時 | 研修1日目 2019年11月10日(日)9:30〜17:30 研修2日目 2020年 1月26日(日)9:30〜17:30 |
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会 場 |
各研修会場へのアクセスについては会場一覧をご確認ください。 注意:駐車場のご案内はしておりません。 会場へお越しの際は、公共交通機関をご利用ください。
お車でお越しの方は自己責任でお願いいたします。 |
講 師 |
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プログラム | 研修1日目:2019年11月10日(日)9:30〜17:30
研修2日目:2020年 1月26日(日)9:30〜17:30
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お申込みについて |
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参加費 |
※JSNAM:日本臨床看護マネジメント学会 |
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お振込について |
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事前課題①について | 2019年10月10日(木)10時~11月10日(日)9時まで | |||||||||
事前課題②について | 2019年12月26日(木)10時~2020年1月26日(日)9時まで | |||||||||
事後課題・Hファイルについて | 2020年1月26日(日)17時半~2月25日(火)まで | |||||||||
修了証・簡易ツールについて | 2020年2月26日(水)12時~3月25日(水)まで |
研修の受付は終了いたしました。